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(後列左から)鎌田翔平、森善十朗、松井章圭館長、小沼隆一、澤村勇太。(前列左から)高橋佑汰、稲岡祐樹、竹岡拓哉、原田祐光、安島喬平、上田幹雄

10月2日(水)、東京・渋谷区のICHIGEKI PLAZA1階のICHIGEKI CAFÉにて、11月2日・3日に東京体育館で開催される『第45回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の開催記者会見が行われた。記者会見には松井章圭館長をはじめ、今大会に出場する森善十朗、小沼隆一、鎌田翔平、澤村勇太、竹岡拓哉、稲岡祐樹、高橋佑汰、原田祐光、上田幹雄、安島喬平の10選手が出席し、それぞれ大会に臨む抱負を語った。

松井館長は、「荒田選手や森選手など、前回の世界大会を経験した日本代表選手たちは肉体的、技術的、また精神的にもこの2年間でかなり成長していると感じています。それは4月の世界ウェイト制大会で日本選手が3階級を制したという結果を見ても明らかだと思います」と語り、3年前の第42回大会、昨年の第44回大会と2大会連続して全日本大会で外国人選手が優勝していることについても、「(荒田、森ら)トップにいる選手たちが向上していることに伴い、上田選手をはじめ10代の若い選手たちが引き上げられている現状があります。特に10代の選手たちが全日本ウェイト制大会でも上位を占め、今回のように無差別の全日本大会でも多くの若い選手が出場していることを考えると、全体的に日本のレベルは上がっていると思いますし、今大会での“王座奪還”も十分その可能性があると考えています」と、日本選手の活躍に期待を寄せた。

■各選手のコメント
<Aブロック>
No.17 竹岡拓哉(東京城西支部/弐段/168㎝/77kg/23歳)
「自分は今年から名門・東京城西支部に移籍して、より密度の濃い練習と、質の高い組手の確立を目指してこの1年間稽古してきました。それを試合で実行すれば自然に結果は付いてくると思っています。また、自分も若手ではなく中堅という立場になりました。気持ちや勢いで戦うことも大事ですが、どんなに強い相手でも崩せるスキがあると思うので、そういった部分を研究し、頭を使うことを意識して勝ち上がっていきたいと思います」
No.25 安島喬平(茨城県常総支部/弐段/171㎝/87kg/24歳)
「今回自分は順当なら3回戦で大きな山であるゴデルジ・カパナーゼ選手と対戦が予想されますが、近年日本選手がカパナーゼ選手に勝っていないので、自分がしっかり止めて、その後で負けては意味がないので、それ以外の選手も抑えて一気に日本の頂点まで駆け上がりたいと思います」
<Bブロック>
No.33 澤村勇太(総本部/弐段/171㎝/74kg/25歳)
「自分の最大の目標は2年後の世界大会で優勝することです。そのためには今回の全日本大会で優勝できる実力がなければいけません。勝つ人間と負ける人間の違いは、その人間の“覚悟”の違いにあると考えています。空手に対して、試合に対して、どれだけ人生を懸けているか、また命を賭しているか、そういったものが勝ちに対する執念やあきらめない気持ちにつながると思うので、全日本大会ではその“覚悟”を持って臨みたいと思います」
No.41 高橋佑汰(東京城北支部/初段/180㎝/87kg/20歳)
「一戦一戦集中して、気持ちの部分で誰にも負けないように、また強豪外国人選手に勝てるように頑張ります」
No.64 鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186㎝/95kg/26歳)
「今大会は優勝することしか考えていません。自分は東京に出てきて6年目になりますが、その集大成として今回の全日本大会に懸けています。肉体的にも4月の世界ウェイト制の時より5kg増量して、パワートレーニングにも力を入れているので、その成果を発揮したい。2大会連続で全日本の王座が海外勢に奪われているという現状は、日本選手全体が歯がゆい気持ちでいると思います。これは誰がというわけではなく、日本選手全員の責任だと思うので、今回はそれを何としても阻止し、自分が優勝して日本に王座を取り戻すという気持ちで臨みます」
<Cブロック>
No.65 森善十朗(東京城西支部/弐段/173㎝/79kg/28歳)
「日本選手が必ず優勝するという決意と覚悟を持って試合に臨みたいと思います。全日本と名の付く大会で外国人選手が勝っているという現状は、悔しいという一言に尽きますが、3年前(第42回大会)に決勝戦で初めての外国人チャンピオンを誕生させてしまったのは自分自身ですから、その責任もありますし、自分で取られたものは自分で取り返すという気持ちで戦っていきたいと思います」
No.72 原田祐光(本部直轄浅草道場/初段/164㎝/70kg/23歳)
「自分は無差別では小柄な体格ですが、気持ちの面では絶対に負けずに勝ちを取りにいこうと思います。何より自分が普段からやっている稽古を信じて、全力で勝ちに行きます」
No.80 上田幹雄(横浜北支部/初段/186㎝/83kg/18歳)
「自分はまだ高校生なので、今の自分の実力や体力がどれだけこの全日本大会で通用するのかを試したいと思います。怖さも確かにありますが、気持ちで負けないように、優勝を目指してチャレンジしていきたいと思います」
No.96 小沼隆一(下総支部/初段/164㎝/70kg/28歳)
「今大会は、4月の世界ウェイト制で(軽量級)優勝した自分にとって真価が問われる大会だと思います。そのことを踏まえ、死力を尽くし、自分の持ち味を最大限に発揮して試合に臨みたいと思っています。(王座を外国人選手に取られていることは)自分も非常に悔しく思っていて、今大会では順当なら3回戦でアレクサンダー・ミハイロフ選手、4回戦で長身のニコライ・ダヴィドフ選手と対戦するので、しっかり“勝つ”という気持ちを前面に出して立ち向かっていきます」
<Dブロック>
No.121 稲岡祐樹(城西世田谷東支部/初段/170㎝/77kg/26歳)
「今大会では順調に勝ち上がれば3回戦でアレハンドロ・ナヴァロ選手との対戦が予想されます。ナヴァロ選手は現在世界のトップ選手なので、2年後の世界大会に向けて、今の自分が世界を相手にどれだけ戦えるのかを知る絶好の機会だと思っています。対戦が実現すれば、100回戦ってたとえ99回負けたとしても、たった1回の勝ちを信じ、自分のすべてをぶつけて勝利を目指します」

■第45全日本大会チケット情報
■第45回全日本大会トーナメント

【第45回全日本空手道選手権大会プロモーション映像】