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9月8日(日)、東京・練馬区の光が丘ドームにて、11月2日(土)3日(日)に東京体育館で開催される『第45回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』に出場する多くの選手が集まってマスコミ向けの公開練習が行われた。

この日の公開練習は全国選手強化稽古を兼ねており、全日本大会に出場する選手24名とユース選手が参加。午前10時にスタートした稽古は、途中30分の小休止をはさみ午後4時半まで行われた。指導にあたった木山仁・日本代表監督は「日本選手のなかで、誰がエース的な存在として駆け上がっていくのかがポイントになると思います。2010年の第42回全日本大会、2011年の第10回世界大会、そして昨年2012年の第44回全日本大会と、過去3年連続で外国人選手に王座を奪われている状況ですが、私としては今大会こそは日本人同士の決勝戦を切望しますし、2年後の第11回世界大会へ向けた日本のエースが誕生するかどうかが、大きな見どころになるでしょう。4月の世界ウェイト制大会で優勝した荒田昇毅、森善十朗、小沼隆一が世界チャンピオンのプライドを持ってどんな戦いを見せていくのか、鎌田翔平や澤村勇太など別の有力選手が彼らの牙城を崩すのかといった楽しみもあります」と語った。

また、ユース世代など若手の台頭に関して「今、選手層の新陳代謝が驚くほど早く進んでいます。私の次の世代、田中(健太郎)支部長の世代が引退し、現在は森や荒田らの時代が来ていますが、最近は上田幹雄や石崎恋之介など実力のある高校生や10代の選手が急成長してきて、トップ選手たちの座を脅かす存在になってきているので、彼らがどんな戦いぶりを見せるのかにも注目したいと思います」と期待を寄せた。

<各選手のコメント>

森善十朗(東京城西支部=2013第5回世界ウェイト制中量級優勝)
「全日本大会、世界大会と過去3年連続で海外に王座を奪われているので、今年こそは日本選手が優勝できるように頑張ります。世界ウェイト制では自分の不注意で技有りを取られてしまったという失敗があったので、今回はそういったことがないように稽古を重ねていますし、逆に相手から一本勝ちを奪うような技を身に付けて試合に臨み、戦う相手に恐怖を与えるような技を繰り出して勝ち上がりたいと思います」

小沼隆一(下総支部=2013第5回世界ウェイト制軽量級優勝)
「4月の世界ウェイト制では軽量級で優勝しましたが、無差別の全日本ではまだベスト8にも入賞したことがないので、無差別でも軽量級の選手が活躍できることを自分が証明したい。また海外勢に王座を奪われないように、死力を尽くして日本が強いことを示していきたいと思います」

鎌田翔平(東京城西支部=2013第5回世界ウェイト制軽重量級準優勝)
「世界ウェイト制の敗北を忘れないように、この4ヵ月間はさらに自分を追い込んで稽古を積んできました。大会まであと2ヵ月を切りましたが、残りの期間も気を抜くことなく稽古に励み、人事を尽くして天命を待つという心境で試合当日を迎えたいと思います。目標は、優勝しか考えていません」

澤村勇太(総本部=2013第5回世界ウェイト制中量級準優勝)
「自分の最大の目標は、2年後の世界大会で優勝することです。今回の全日本大会で優勝する実力がなければ2年後も優勝できないと思うので、今回は必ず優勝できるように頑張りたいと思います。結果を残す人は、空手に人生を懸けている、命を懸けているという覚悟の違いが大きいと思うので、自分も人生を懸けて、命を懸けて大会に臨みます」

竹岡拓哉(東京城西支部=2013第30回全日本ウェイト制中量級準優勝)
「今大会にも外国人選手が出場してくると思いますが、日本でやる大会ですから絶対に優勝は阻止しなければいけないという気持ちでいます。また、今年1月に城西支部に移籍してもうすぐ一年になりますが、試作段階だった技やスタイルを確立して勝てる組手を体現したい。もう自分は若手という年齢でもなくなってきたので、浮ついた気持ちがないように、冷静な部分と攻めて行く部分をうまくコントロールして試合で発揮したいと思います」

高橋佑汰(東京城北支部=2013第30回全日本ウェイト制中量級3位)
「(6月のウェイト制から)8kgくらいアップして試合に臨もうと思っていますが、あと2ヵ月、一生懸命稽古して、気持ちで負けないように頑張ります」

上田幹雄(横浜北支部=2013第30回全日本ウェイト制軽重量級優勝)
「自分はまだ高校生なので、皆さんの胸を借りるつもりで全力で戦って、今の自分の力がどれだけ通用するのか試したいと思います」

◎第45回全日本大会チケット情報