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6月29日(土=現地時間)、チェチェン共和国グロズヌイ市ダイナモスタジアムにて、『一撃チェチェン大会』(World Ichigeki Cup 2013)が開催され、地元出身のレチ・クルバノフが一撃キックルールでヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤと対戦し、判定で勝利を収めた。

相手のノルキヤは、過去にK-1や総合格闘技などで活躍し、身長211㎝、体重150kgの巨躯を誇る南アフリカの大型ファイターで、レチは序盤から圧倒的なリーチと体格の差に苦戦を強いられたが、中盤から相手の懐に入って下段廻し蹴りを返すなど応戦。延長ラウンドでは得意の後ろ廻し蹴りを繰り出し、2-1の判定で勝利した。

2003年第8回世界大会5位、2005年第3回世界ウェイト制重量級2位の実績を持ち、一昨年の第10回世界大会や昨年の第44回全日本大会にも出場するなど10年以上に渡って極真外国人選手のトップとして活躍してきたレチは、この一戦を最後に現役生活を引退する予定。最後はこの日、会場に詰めかけた約20,000人(満員)の地元ファンの前で有終を飾った。

また、同大会で行われた空手ルールの試合は、チェチェン出身のフセイン・エリハノフと日本の今野雄斗が対戦。敵地ながら積極的に前に出て奮闘した今野だが、地元ファンの声援を受けたエリハノフが3ラウンドの後半から突きでラッシュを仕掛けて判定勝ちした。


▼一撃キックルール・3分3ラウンド(延長1ラウンド)
○レチ・クルバノフ(ロシア・チェチェン)
延長判定2-1
×ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ) 

▼一撃空手ルール・2分3ラウンド
○フセイン・エリハノフ(ロシア・チェチェン)
判定2-0
×今野雄斗(日本・総本部)