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3月8日(金)、東京・練馬区のホテルカデンツァ光が丘にて、4月28日に東京体育館で開催される『2013オープントーナメント第5回全世界ウェイト制空手道選手権大会』の開催記者会見、及び隣接の光が丘ドームにて日本代表選手の公開練習が行われた。記者会見には松井章圭館長をはじめ、日本代表の男子・木山仁監督、女子・竹石修副監督、日本代表の荒田昇毅、荒木聡、小林大起、鎌田翔平、森善十朗、澤村勇太、小沼隆一、木村直弥、女子の太田菜月が出席。各階級のトーナメント組み合わせもこの会見で発表され、選手は緊張しながらも、決意を新たにした様子で、それぞれ大会に臨む抱負を語った。

まず最初に松井館長より大会開催の発表があり、「昨年の全日本大会がスペインのナヴァロ選手とロシアのカパナーゼ選手が決勝を争ったことでも分かるように、世界中万遍なく強豪といわれる選手がいます。その中で日本がどこまで活躍するかが見どころの一つになるでしょう。期待を込めて言えば、日本の全階級制覇の可能性もあります」と語った。

また、4年前の前回大会で軽・中・軽重の3階級で優勝を果たした日本代表男子・木山監督は「今大会は全階級制覇、全階級日本人同士の決勝対決」を目標に掲げ、日本選手を鼓舞した。女子・竹石副監督は「女子は2年前に初めて無差別が開催され、また昨年の体重別世界大会でも海外に全階級を独占され、今回は必ず日本が優勝して、最後に最高のスマイルで終えられるようにしたい」と語り、女子チームの愛称である『スマイルJAPAN』についても「ソチ五輪を目指す女子アイスホッケーチームも同じ『スマイルジャパン』という愛称が内定したとのことですが、競技は違っても世界を目指して戦うという意識は一緒なので、とても心強いですし、優勝という目標に向かって共に刺激しあって頑張っていきたいと思います」とエールを送った。

この日より2泊3日の日程で光が丘ドームにて強化合宿が始まった日本代表選手は、記者会見終了後に公開稽古を実施。シャドー、ミット、組手と約30分間、集まった報道陣の前で万全の仕上がりをアピールした。

■各選手のコメント

<重量級/90kg超>

荒田昇毅(千葉県中央支部/初段/184㎝/104kg/25歳)

「前回は重量級だけ日本が優勝できなかったので、今回は何としても重量級で日本が優勝できるようにしたい。それを成し遂げるのは自分しかいないと思っています。マークする選手は、昨年負けているカパナーゼ選手と、1勝1敗のダミヤノフ選手。ダミヤノフ選手と決着をつけ、カパナーゼ選手に借りを返したい」

荒木聡(本部直轄浅草道場/初段/177㎝/91kg/27歳)

「2回戦で昨年全日本で負けているカパナーゼ選手と当たるので今回は必ずリベンジします。カパナーゼ選手は確かに強い選手ですが、勝てない相手ではない。カパナーゼ選手や他の強豪に勝って、決勝で荒田選手と対戦したいと思います」

<軽重量級/90kg以下>

小林大起(東京城西支部/弐段/166㎝/84kg/21歳)

「1回戦から気を抜かず、1戦1戦大事に戦って勝ち上がっていきたい。日本の強さをアピールしたい」

鎌田翔平(東京城西支部/弐段/186㎝/90kg/25歳)

「今までの大会で軽重量級はすべて日本選手が優勝しているので、今回は自分が優勝するつもりで頑張ります」

<中量級/80kg以下>

森善十朗(東京城西支部/弐段/173㎝/79kg/27歳)

「必ず2連覇して2年後の無差別世界大会に弾みをつけたい。特にロシア選手に勢いがあるので、日本人がロシアを止めるという意識で臨みたい」

澤村勇太(総本部/弐段/171㎝/76kg/24歳)

「小学生の頃から空手をやっていて世界ウェイト制大会に出場するのが夢でした。一歩一歩、一瞬一瞬を大切にして勝利に結び付けたい。マークする選手は前回優勝者・森選手です」

<軽量級/70kg以下>

小沼隆一(下総支部/初段/164㎝/70kg/27歳)

「必ず自分が優勝して日本の4階級制覇の一役を担いたい。昨年対戦したミハイロフ選手など強いロシア選手を倒して勝ち上がっていきたい」

木村直弥(総本部/初段/169㎝/70kg/21歳)

「世界ウェイト制に向けて、稽古の方向性が見えてきたので、このまま稽古を続けていけば優勝できる。昨年の全日本ウェイト制で負けている小沼選手と決勝で戦いたい」

<女子世界・軽量級/55kg以下>

太田菜月(本部直轄西多摩道場/初段/160㎝/53kg/22歳)

「女子は昨年も3階級で外国人選手が優勝しているので、自分が軽量級で勝ってこの流れを変えていきたい。結果だけでなく、内容にこだわった戦いをしたいと思います」

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■第5回世界ウェイト制大会各階級トーナメント