2007年06月28日
大会リポート-オールアメリカン
日時/6月23日(土)
会場/ニューヨーク市立ハンターカレッジ体育館
アメリカ大陸最大規模にして最高レベルのオープントーナメント。11月の世界大会の北米、中米選手団の最終選抜も兼ねて、35名の選手により例年以上の熱戦が繰り広げられた。優勝候補筆頭はブラジルのエヴィルトン・テイシェイラ。昨年の決勝戦で顔面殴打の反則で減点を取られ、同門のアンドリュース・ナカハラに惜敗。この2名の動向に世界中の選手たちが注目している。
大会レポート:
Aブロック:
ナカハラは、1回戦を危なげなく判定で勝利。2回戦は飛び後ろ回し蹴りで大型のカナダのジョナサン・アモントから技ありを奪う。3回戦は、同門のアンデルソン・シルバから下段回し蹴りで技ありを取り、難なく準決勝にこまを進める。
Bブロック:
昨年の全日本で田中健太郎から技ありを奪い4 位入賞したポーランドのクリストフ・ハブラシカは、1回戦を左上段回し蹴りで一本勝ち、2回戦も中段突きで技あり、ブロック決勝はブラジルのエドワルド・タナカ。一方、タナカは、1回戦で若干19歳のロシアの成長株のアンドレイ・チルコフを本線で5-0で下し、実力差を見せ付ける。2回戦は中段回し蹴りで技ありを奪い、ハブラシカとの決戦へ。本線は互角の流れで0-0.延長戦で、ハブラシカの効果的な前蹴りと下段が、少しずつヒットし始めるが、2-0.再延長は、下段が功を奏しエドワルドの動きがとまり、5-0で、ハブラシカが昨年に続き、ブラジル・チームの一角を崩し、準決勝進出。
Cブロック:
ブルガリアの新鋭ザハリ・ダミヤノフが1 回戦を左上段回し蹴り一本で勝ちあがり、2回戦ではカナダのベテラン、ドミニク・アダムを5-0で難なく下し、ブロック決勝へ駒を進める。一方、ブラジルのクライベ・コルデイロは1回戦不戦勝、2回戦は国際青少年大会で連続優勝しているアメリカ期待の新鋭ショウヘイ・ヤマモトを5-0で下し、ブロック決勝へ。ブラジルとブルガリアの若手同士のブロック決勝は、互角の打ち合いが続いたが後半ダミヤノフの左の飛び膝蹴りがコルデイロの顎をとらえ、一本。
Dブロック:
テイシェイラが、1回戦5-0、2回戦は下突きで一本勝ち、3回戦5-0で危なげなくブロックを勝ち上がる。
準決勝はブラジル対ヨーロッパの対戦となる。
【準決勝ABブロック】ナカハラv.s. ハブラシカ
前半は互角の打ち合い蹴り合いを見せるが、ハブラシカは準々決勝のタナカとの再延長のダメージが残っているのか、手数がやや少なめ。果敢に攻めるナカハラが、後半勝負をかけ本線4-0の判定でナカハラに軍配が上がる。
【準決勝CDブロック】ダミヤノフv.s. テイシェイラ
ダミヤノフが、テイシェイラに対し一歩も引かず真っ向から打ち合う組手を見せた。中盤テイシェイラの突きが顔面をとらえ、ダミヤノフは倒れこむが、何のアピールすることもなくさっと立ち上がり構えを取った。テイシェイラに注意。試合続行後も、ダミヤノフは一歩も引かないが、技の威力はやはりテイシェイラが上で、下段蹴りにバランスを崩さる場面も見られ、本線で4-0でテイシェイラが決勝へ。このブルガリアのダミヤノフは元世界中量級チャンピオンのエミル・コストフ支部長の弟子で、コストフ譲りの力強い正攻法の組手で、若干21歳、180cm、91kgの重量級。今後の活躍が期待される。
【決勝】テイシェイラvs. ナカハラ
昨年同様の決勝戦。まさかの減点で昨年涙を呑んだテイシェイラは、このナカハラとの決勝に標準を合わせてきた。ナカハラは、昨年の勝利は本来の実力であることを証明したい。試合は、お互いに前に出て激しい打ち合いが序盤から展開された。
○組手男子
優勝: EWERTON TEIXEIRA, BRAZIL
2位: ANDREWS NAKAHARA, BRAZIL
3位: ZAHARI DAMYANOV, BULGARIA
4位: KRZYSZTOF HABRASZKA, POLAND
5位: Slawomir Was, USA
6位: Claive Cordeiro, Brazil
7位: Eduardo Tanaka, Brazil
8位: Anderson da Silva, Brazil
○その他の試合の結果は、こちらのファイル(英語)をご覧ください。



