昇段レポート

「参段にふさわしい人格・気品・強さを」
瀧本将弘/参段/総本部

この度、昇段審査受審の機会を与えていただき、影山先輩、赤石先輩、澤村先輩、ならびに諸先生方、諸先輩方に深く感謝を申し上げます。
 私が極真空手に入門したのは、大阪に本部直轄道場ができた時でした。その後、京都支部開設にともない京都支部に移籍し、数年の歳月が過ぎた頃に、留学、就職、転職という契機の転換点を経験し、極真空手から遠ざかる日々が長く続きました。
 ようやく仕事面で落ち着きを取り戻した時に、このままでは人間として何の成長もなく歳を重ねていくだけと感じ、一念発起し、大阪南支部(途中仕事の関係で1年間ニュージーランドのオークランド支部で稽古)で再入門し、関東への引っ越しを契機に総本部へ移籍をさせていただきました。50歳を目前にし、総本部への移籍でこれから始まる空手道のスタートに胸が高鳴ったことを、今でも先日のことのように記憶しています。
 しかし、いざ稽古が始まると、先輩方や先生方の一挙手一投足、一言一言に全神経を集中させ稽古に取り組みましたが、実際は若い時とは異なり、身体も硬く、動きも鈍く、スタミナもなく、思うように身体が動かずに情けない日々が続き、自分の身体をコントロールする難しさを痛感しました。
 年齢からくる体力的な不安や覚えの悪さを克服するために、毎週の稽古をなるべく休まず間をあけないように心掛けたつもりでしたが、仕事が忙しいのを理由に稽古をあける期間もありました。
 しかし、一歩、また一歩と事故の目標や審査に向かって稽古を重ねるうちに継続意欲も高まり、老齢にも関わらず少しずつではありますが、身体的且つ精神的に進歩していることを実感することができました。
 前述しましたように、体力の衰え、ケガの問題、仕事との両立などの様々な問題も多々ありました。しかし、何とか今まで空手を続けてこれたのも、今回の昇段審査を受審する機会を与えて下さった諸先輩方、同僚の皆様方の励ましや支援があったからこそだと思っています。
 空手を続けることで、すばらしい先輩方や同僚の皆様と出会い、多くを学び仲間ができ、人として成長できていることが、今の自分にとって大きな財産となっています。
 心技体ともに参段の資格を兼ね備えておりませんが、それにふさわしい人格・気品・強さを身につけねばなりません。今後は、体力の続く限り、初心を忘れず、自分の理想像たる人間になれるように日々、精進して参ります。
 重ね重ねになりますが、今回の昇段審査への挑戦の機会を与えて下さった影山先輩、赤石先輩、澤村先輩、本当にありがとうございました。
 昇段審査に挑戦し、未熟ながら達成できたことを誇りに思い、今後の人生の心の糧とし、生涯修行を実践すべく、日々挑戦・努力して参りたいと思います。押忍。