昇段レポート


「空手は黒帯をとってからだ!」
田中智弥/初段(少年部)/千葉県北支部

僕が極真空手を始めたのは小学1年生の夏でした。引越しのため学校に友達があまりいなかったので、クラスの子が空手をやっていると聞き、友達作りが目的で稽古の体験に行きました。体験をしているうちに、空手は楽しいと思いすぐに入門を決めました。

初めは声を出すのも恥ずかしくて、基本も上手にできませんでした。それでもとても楽しかったです。

初めての試合は第1回ノース千葉県大会でした。ただ必死で戦って、3回戦まで行けました。すごく嬉しかったです。そこから自信をつけていろいろな試合に出たいと思うようになりました。

そして2年生のとき、団体戦のメンバーになることができ、それをきっかけに一人の6年生の先輩と出会い、上段廻し蹴りばかりしていた僕に、「体が大きいんだから下段のほうが向いている」と家にも来て教えてくれました。おかげで試合で一本勝ちして、それから僕は下段廻し蹴りを使う組手をするようになりました。

それから今までに多くの大会に出場しました。千葉県大会で3位になったとき、ノース大会で優勝したときもとても嬉しかったです。国際大会、全国大会に出場が決まっただけでも大興奮でした。でも試合をすればするほど勝った嬉しさと同時に負けた悔しさを知りました。いつの間にか、負けたら涙が出るようになりました。もっと強くなりたいと思い、Kファイターズにも入りました。他の稽古より厳しくてきついですが、とても楽しいです。

空手を始めてちょうど4年で初段になれたのも、厳しく優しく指導してくださった阿曽先生や他の指導員の方たちのおかげです。本当にありがとうございました。いつも先生が「空手は黒帯を取ってからだ!」と言います。黒帯に恥ずかしくないように、気持ちを引き締めてこれからも頑張りたいと思いました。押忍。