昇段レポート


「最後まで諦めないと心に誓った20人組手」
程山広幸/弐段/横浜川崎支部

この度、昇段審査の機会を与えて下さいました成田武治師範に御礼申し上げます。

振り返ってみれば、前回の初段を合格させていただいてから早いもので5年という月日が経過していました。次の昇段なんてまだ先のことと思っていた最中、成田師範から「夏合宿は来られますか?」と聞かれたので、「押忍、参加させていただきます」と返答したところ、「夏合宿に出て、冬合宿での弐段の審査を受けてみませんか」とありがたいお言葉をいただき、審査を受けさせていただけることとなりました。

しかし、冬になり寒くなると、持病のせいで咳がひどく、日頃の稽古も満足に出来ない状態だったので、成田師範に「冬合宿は参加しますが、昇段審査は20人組手をまともに出来る自信がなく、残念ですが辞退させて下さい」と相談したところ、「最後まで立っていられれば良いから頑張ってみませんか」と励まされ受審を決意しました。

審査当日は咳が出ないように、水分の摂取をなるべく抑えて連続組手に挑みました。やはり稽古不足のせいで思った通りに動けなく、また両足のふくらはぎが何度も吊ってしまい、その度に組手を中断させてしまい、ボロボロになりながらも、周りの声援のおかげで何とか20人組手を完遂することができました。

これからは師範から受けたご恩を返すとともに極真の弐段に恥じない実力を身に付けるために、努力精進していく所存でありますので、今後とも御指導宜しくお願い致します。押忍。