昇段レポート


「昇段審査を終えて」
管野雅史/初段/兵庫・大阪南支部

この度は昇段審査の機会を与えていただき、誠にありがとうございました。

中村誠師範、姫路道場で入門当初から指導していただいている師範代、指導員の方々、遅くまで練習に付き合ってくれた道場生の皆さん、先輩方そして両親に心から感謝しております。

自分が極真空手を始めてからちょうど18年が経ちました。きっかけは、たしか18年前「このまま仕事をして、帰って寝るだけの人生でいいのだろうか」と疑問に思い、自分を変えたい一心で入門しました。

入門前に雑誌を読み、頑張れば3年から4年で黒帯が取れるのではないかなどと思っていましたが、その考えは入門後すぐに間違いであることに気づきました。

日々の稽古は大変厳しいものでした。基本、移動もなかなか覚えられず、特にスパーリングでは初級クラスの方に軽く蹴られただけで足を引きずりながら、よく家に帰ったことを覚えています。

「これは大変なことを始めてしまったな。やっぱり極真はすごい。黒帯なんてとんでもない」、そう思うようになりました。

仕事の関係で何カ月も稽古から遠ざかることもあり、体力、精神ともに振り出しに戻ることも何度かありましたが、ある日の稽古の後に師範代に言われた「続けていれば、いつか黒帯は取れると思います。頑張って下さい」との言葉を信じ、辞めることなく今まで続けることができました。

今では極真空手は私の人生の一部として、なくてはならないものになっています。始めた当初は、黒帯が目標でしたが、昇段審査を終えた今は、極真の黒帯に恥じないよう今まで以上に精進し、少しでも上を目指していこうと思っています。

そして、指導員として道場を盛り立てていくことで、中村師範や師範代、指導員の方々に今まで受けてきたご恩をお返ししたいと思います。

今までありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。押忍。