選手のことば

鎌田翔平 選手

2013年8月14日

鎌田翔平
(かまだ・しょうへい)
1987年5月28日、富山県高岡市出身
2009年第26回全日本ウェイト制重量級4位
2010年第42回全日本大会8位
2011年第10回世界大会日本代表
2012年第29回全日本ウェイト制軽重量級準優勝
2012第44回全日本大会7位
2013年第5回世界ウェイト制軽重量級準優勝
極真会館東京城西支部所属、弐段
身長186㎝、体重90kg




東京城西支部の鎌田翔平です。

第5回世界ウェイト制空手道選手権大会ではたくさんの応援、またサポートをいただき、ありがとうございました。決勝の舞台に立つことはできたのですが、最後に負けてしまい準優勝という結果に終わりました。

決勝で対戦したアレハンドロ・ナヴァロ選手は一昨年第10回世界大会の4回戦で対戦して敗れているので、今回は何としても勝ちたかったのですが、ナヴァロ選手は昨年の全日本大会で優勝してさらに自信をつけていて、前回以上に強い選手だと感じました。

特にナヴァロ選手が、日本はもとより海外の各地の大会で自分の最大の力を発揮できるのは、自分への自信と精神的な強さがなければできないことです。その強さは試合経験や普段の稽古から得られるものだと思うので、自分も次に対戦したときには必ずナヴァロ選手に勝てるように、「心・技・体」のすべてを今以上にレベルアップさせていきたいと思います。

次に出場する大会は、11月に開催される体重無差別の第45回全日本大会ですが、この大会で優勝するために、世界ウェイト制大会以降は特にパワー強化に取り組んでいます。体重も軽重量級にこだわらず、95kg前後を目指してウェイトトレーニングやフィジカルトレーニングに励んでいます。また、体重が増えて、パワーアップしても自分の持ち味である技のキレや動きが鈍くならないように、空手の稽古にもしっかりと取り組んでいます。

全日本大会での目標は、もちろん優勝することです。自分はこれまで全日本大会や全日本ウェイト制大会で優勝した経験がないので、タイトルを獲りたいという欲求は他の誰よりも強いと思っています。今回はその気持ちを肝に銘じ、貪欲に一試合一試合、戦っていくつもりです。かといって常に慎重に戦うのではなく、時には大胆に攻めていくなど相手によって臨機応変に対応し、一つでも多くの一本勝ちや技有りを取って、極真空手の魅力を大勢の観客の皆さんや少年部の子どもたちに伝えたいと思います。

2015年に開催される体重無差別の第11回世界大会で優勝することが自分の最大の目標ですが、そのためにも11月の第45回全日本大会で優勝して“全日本チャンピオン”の称号を掴み、ナヴァロ選手をはじめとする海外の強豪選手に立ち向かい、打ち破っていきたいと思います。応援して下さる方々の期待に応えられるように、また自分自身の夢の実現に向けて、大会まで悔いの残らぬように日々精進していきますので、今後とも応援、またサポートのほど宜しくお願いいたします。

押忍

◎極真会館東京城西支部