師範のことば

河岡博實 師範

2013年7月10日

河岡博實 師範
(かわおか・ひろみ)
1941年5月21日、山口県岩国市出身
61年、広島支部創設と同時に極真会館に入門
79年、38歳で第11回全日本大会に初出場
80年に支部長の認可を受け、81年2月に山口支部を開設
92年3月には50歳で50人組手に挑戦し見事完遂
97年の第29回全日本大会より総本部主催の全日本大会や世界大会で
開会太鼓・閉会太鼓を叩く大役を任されており、
それが今では極真の大会の名物の一つになっている
現・極真会館中国本部 本部長、六段




私が極真空手と出会ったのは中学生の頃。ニュース映画「牛と闘う男」という故大山倍達総裁の若き頃の映画でした。その時から空手に夢中になり、半世紀以上空手に携わり現在に至っております。

「継続は力なり」と言いますが、私は齢70歳を超えますが今現在でも柔軟や補強など皆と一緒にやらせて頂いてます。年齢や体力を気にされ極真空手の敷居の高さに入門を躊躇されている方がいらっしゃったら、一度是非各地区の道場へ見学に行って極真空手に触れてみて頂きたい。冒頭に申した通り継続していくうちに、己の強くなっていく様を見ることができると思います。

極真空手で学んだことは多くあります。創始者大山倍達総裁の言葉である「頭は低く、目は高く、口慎んで心を広く、孝を原点に他を益す」・「力なき正義は無能なり。正義なき力も無能なり」・「実践なくんば証明されず。証明なくんば信用されず。信用なければ尊敬されない」。どの言葉をとっても私の心に刻まれ、現在も大山総裁の教えを生徒に伝えております。

礼節・規律を身に着ける。又、空手を通じてのダイエット・体力の増強。極限を追い求める探求心。スタートはどんな形であれ、目標のあるライフサイクルは心身を若返らせるはずです。是非この機会に極真空手に触れられ豊かな人生の一環となることを祈ります。

◎極真会館山口支部