選手のことば

荒田昇毅 選手

2013年5月3日

荒田昇毅
(あらた・しょうき)
1987年2月25日、千葉県市原市出身
2010年第27回全日本ウェイト制大会重量級優勝
2010年オールアメリカン大会3位
2010年第42回全日本大会5位
2011年オールアメリカン大会4位
2011年第10回世界大会日本代表
2012年第29回全日本ウェイト制大会重量級優勝
2012年第44回全日本大会3位
2013年第5回世界ウェイト制大会重量級優勝
千葉県中央支部所属、初段
184㎝、104kg

世界ウェイト制大会では、私・荒田昇毅、並びに日本代表選手を応援していただき、誠にありがとうございました。

結果としては、自分が目標としていた重量級優勝を達成することができましたが、決勝戦が不戦勝という形での優勝なので、できればカパナーゼ選手と試合をして、勝って優勝したかったというのが本当の気持ちです。カパナーゼ選手には昨年の全日本大会で負けているので、今回は世界ウェイト制決勝戦という最高の舞台で戦って借りを返したかったのですが、それが出来なかったことが残念です。ただし、カパナーゼ選手が強いことは間違いありませんし、いずれまた決着をつける時が来ると思うので、その時までしっかり自分を磨いておきたいと思います。

今回は、自分にとっても、また日本にとっても重量級で必ず優勝するということが大きな目標だったので、その使命感もあって大会前にはこれまで感じたことのないくらい大きなプレッシャーを感じました。木山仁監督にその話をしたら、「最終的には開き直って、あとはやるしかないんだ」という明快な言葉をいただき、それでふっ切れて、「守りに入らず、自分らしく戦おう」という気持ちになれました。

自分自身、技術的にはまだまだ未熟な部分があることも自覚していますし、今後の稽古でより改善していこうと思います。ただ、今大会を通じて感じたのは、極真空手は精神的な戦いが重要な位置を占めるということです。その強い気持ちを持って稽古を続け、11月の全日本大会、2年後の世界大会へ向かって行きたいと思います。

世界重量級優勝者として自分の使命は、世界トップ選手としての実力を示すことと、そして一人でも多くの人に感動を与える戦いをすることだと思っています。
最後に、日本選手は2年後の無差別世界大会での王座奪回に向けて一丸となり、誇りと責任を背負った戦いをお見せしていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

押忍

◎極真会館千葉県中央支部