師範のことば

郷田勇三 師範

2012年8月20日

郷田勇三 師範
(ごうだ・ゆうぞう)
1940年3月17日、東京都出身
59年4月、18歳で極真会館の前身にあたる大山道場に入門
78年に東京城東支部を設立
現役最古参の支部長として、創設記から現在まで
大山総裁、松井館長とともに極真会館の発展に尽力
現・極真会館最高顧問、東京城東支部 支部長、八段

 

健全な青少年育成と社会への奉仕、世界平和、

 極真空手を学ぶことで何が身に付けられるのか? 暴力的な子供にならないだろうか?  極真に興味がある人、また子供を入門させようか迷っている親御さんは必ずそう疑問に思うことでしょう。
 しかし、私は断言します。日本の伝統的な武道である空手、その中でも最も大きな団体である極真会館で空手を学べば、逆に争い事は避けるようになるし、人にやさしくなれる。それは極真空手の教えが、「孝を原点として他を益す」、つまり親孝行の気持ちを常にもって他人と接することを理念としているからです。空手の稽古は自分を掘り下げる作業で、ある意味封建的でもあります。しかし、しっかりした礼節や規律を学ぶことができますし、それらは必ず社会に出た時に役立つはずです。

 また、子供のいじめ問題に頭を悩ませている親御さんも多いと思います。極真空手では、「良い事はいい、悪い事は悪い」とはっきり自分で判断し、行動できる子供になれるように、普段の稽古から教えています。心身の強さを追求すると同時に健全な青少年の育成と社会への奉仕、世界平和、それが創始者・大山総裁から後継者・松井館長に引き継がれた極真会館が目指す大きなテーマです。

 ぜひこの機会に極真空手に触れてみてはいかがでしょうか。

◎極真会館東京城東支部